能登半島地震 被災地 移動式別府温泉
2024年1月1日に発生した能登半島地震。
1ヶ月以上が経過したこの投稿日現在でも、被災地ではライフラインが復旧していない地域が多く残っています。
今でも一部断水が続いている石川県能登町に、大分県の別府温泉郷から、移動式の温泉施設がやってきました!
能登町のイカの駅つくモールの一角に設置されたエアーハウス型の入浴施設の名称は「幻想の湯」。
湧出量が日本最多である別府温泉郷から、被災地に運搬された温泉量は約10トン。フェリーを使って運び込まれたとのことです。
「幻想の湯」は、男湯と女湯に分かれていて、一度に最大8人の入浴が可能で、1日に250人前後の利用を見込んでいるそうです。
元々このプロジェクトは、別府市が、観光プロモーションと災害支援の両方に活用できるように、2019年に移動式温泉を作ったのが始まりで、被災地支援目的で使用されるのは今回が初めてとなりました。
2024年2月7日(水)午前11時頃から「幻想の湯」の利用が開始されました。
被災地の方々が、別府の温泉につかって、ほんの一瞬でも心身の疲れが癒されることを願って止みません。
別府温泉 熱すぎる
別府市のホテルや貸切風呂を利用した観光客の口コミレビューを見ていると、以下のようなコメントを頻繁に見かけます。
「お風呂のお湯が熱すぎて、ちょっと無理・・・」
この意見について、別府生まれの別府育ちの人たちは、恐らく「温泉のお湯は、熱くて当たり前じゃないの!」と平然と答えるでしょう。
別府市では、権利を取得して自宅の風呂に温泉を引いている住宅がありますが、それらは源泉かけ流しです。源泉は、手で直接触れないくらいの熱さです。
(画像はイメージです)
それに水を加えながら浴槽に入れるのですが、あくまで湯加減を確かめながら、お湯がぬるくならないように少しずつ水を加えます。
別府市民にとっては、「熱めのお湯」が丁度良い湯加減なのです。
大浴場に入る時に、水をじゃぶじゃぶ入れるようなことをすれば、間違い無く他のお客からひんしゅくをかうハメになります。
ぬるめのお湯の風呂に入るなど、別府市民にとってはあり得ないのです。(苦笑)
このような環境で育った別府市民は、お風呂では「熱めのお湯」が基準です。
観光客の方は、別府市の大浴場や貸切風呂では、出てくる源泉はかなり熱いと予測していた方が無難でしょう。
ですから、大浴場では、少し熱めのお湯に我慢しながら入ることになるかな。
貸切風呂では、お好みの湯加減で大丈夫ですけどね!
ということで、他県からの観光客の方々は、「別府温泉の風呂は基本的に熱い」と予め認識していた方が無難です。
基本的に源泉は熱いので、水を加えて湯加減を調節するのが原則です。
多少の熱さなら、肩まで身体を一度お湯に沈めてみてください。最初は「熱すぎる!」と感じたお湯も、徐々に、身体が適応してくれるものでから!